心臓CTを使用し心筋梗塞の完全予防

心疾患は知らない間に進行し重症化することが多い病気です。自分が健康であると自覚している人も、心疾患の徴候が隠れている場合があり、通常の一般検診や人間ドックで初期の心疾患を発見することはほとんど不可能だと考えます。特に心筋梗塞は、働き盛りの突然死のうち7割を占めており、日本人の死因第2位でもあります。そのうち3割は前兆のないまま発症し、そのまま死に至るといわれている危険な病気です。

一般の健康診断ではわからない

日本では、20歳以上で一般検診や人間ドックを受けた人の割合は64%と、過去10年間でもっとも多くなっています(2010年厚生労働省調査)。検査項目には、心電図検査や胸部レントゲン検査が含まれていますが、これらの検査では、心疾患の初期段階を詳細に診断することはできません。

心電図:不整脈や心不全、進行した心不全を診断可能。
胸部レントゲン:心臓の大きさや、心臓と繋がっている肺の状態を把握。 ⇒しかし上記2つの検査では心臓の動きや心臓の血管の動脈硬化は診断できません。

心電図検査や胸部レントゲン検査では、心臓そのものを直接観察してみることができないため、心疾患の多くの兆候を見逃してしまいます。そのため検査結果に異常がなく、健康だと思っていた30代から40代の働き盛りの人が、ある日突然に心臓発作を起こし突然死するケースが増えているのです。

マルチスライスCTによっ冠動脈を直接観察

ごく最近までは、心疾患の早期発見は難しいことでした。突然死の原因となる心筋梗塞においては、心臓カテーテル検査が代表の検査でしたが、検査のリスクが大きいことや入院が必要になることから、通常の人間ドックや健康診断で行われる事はありませんでした。それが現在ではCTやMRIなどの画像診断の進歩により、大がかりな検査をしなくとも心疾患の早期発見が可能になったのです。心臓画像診断(心臓MRI・心臓CT)では、心臓の筋肉の形状や状態はもちろん、重要な冠動脈(心臓をとりまく血管)の動脈硬化まで明瞭に映しだすことができます。

MRI強力な磁気による撮影、被ばくがない、造影剤は不要、撮影時間は約1時間
CT:X線による撮影、被ばくがある、造影剤を使用する、撮影時間は10分程度、カテーテル検査と同等の検査精度

心臓画像診断の進歩により、心臓発作は防ぐことのできない病気ではなくなりました。当院の心臓ドックでは心臓の状態を直接みて詳細に診断し、動脈硬化による心筋梗塞の初期段階をいち早く発見することで、今後進行しないように対策を立て心臓発作を予防することができます。

心臓弁膜症・心筋症など心筋梗塞以外にも。

心筋梗塞以外にも、心臓弁膜症・心筋症など、進行すると心筋に負担がかかり心不全になるケースもあり、これらに関しては超音波検査(エコー)や心電図などを併せて検査します。
また、当院ではヨードアレルギーや喘息などで体質的にヨード造影剤を使用出来ない方の為に、MRIによる非造影コースの心臓ドックもご用意しております。

「心筋梗塞の検査」をメニューに含む人間ドックコースのご案内

全身ドック
先進医療機器を使用し全身を検査する人間ドックです。生活習慣病(メタボ)の診断から、心筋梗塞、脳卒中、そして、がんの9割を早期に発見します。全身を隈なく検査したい方にお勧めです。

脳・心・肺コース
マルチスライスCTを使用し、脳と心臓と肺を2時間半で検査します。超早期の肺がんや微小な脳動脈瘤を発見し、冠動脈CTで心筋梗塞を直接的な視点で予防します。突然死の予防に最適なコースです。

がんドック
がんの早期発見に特化した人間ドックです。MRIやマルチスライスCT、電子内視鏡、エコーなどを各臓器別に組み合わせ、がんの9割を早期発見します。がんの予防に最強のコースです。