胃がんの早期発見の鍵は内視鏡とピロリ菌

ピロリ菌が胃癌のリスクを5倍に

2017年の胃がん罹患数は、132,800人と予測され、がん死亡者の中では第3位の病気です。 胃がんにかかる方の傾向は、現代でも40代以降で顕著に増加しますが、今までの統計的にみると死亡率は減少してきています。

年齢階級別死亡率

国立がん研究センター「がん統計」に基づく

これは胃内視鏡検査が一般の病院やクリニックにも普及してきた事が一番の理由と考えられます。 ということは、胃がんは内視鏡検査を行い早期に発見できれば「生存率が高いがん」ともいえるのです。

内視鏡で胃を直接的に観察。

胃がんは胃の粘膜内の細胞が何らかの原因でがん細胞に侵され、がん細胞が増殖しておこる病気です。

現在、胃がんの診断で最も有効な検査が内視鏡検査です。

内視鏡検査では、先端にレンズのついた管を口や鼻からいれて観察し、食道や胃、十二指腸を観察していきます。
胃の中を直接みることができるため、怪しい部分に色を付けたり、がん細胞かどうかを調べる為に組織の一部を採取することもできます。よって、がんの診断を直接することができるため早期発見につながるのです。

胃ポリープ
胃内視鏡 検査画像 胃内視鏡 検査画像
内視鏡で観察しながら、病変の疑われる部分を着色。これによりわずかな病変も見逃しません。

鼻からの内視鏡で苦しくない検査

内視鏡の比較

一般的な口から行われる胃内視鏡は挿入時の嘔吐反射で辛い・苦しいなど、まだまだ抵抗のある検査の一つです。

当院では嘔吐反射のない経鼻内視鏡を導入しています。嘔吐反射は下の根元である舌根を通ると起こる現象ですが、経鼻内視鏡はその舌根を通らないため、嘔吐反射が起こりにくくなっています。

経鼻内視鏡検査イメージ

経鼻内視鏡のスコープは従来の胃内視鏡の約半分の径(5.9mm)なので、鼻腔から挿入する事が可能です。よって検査中、口が塞がらないために医師との会話が可能となります。検査中いつでも医師に思いを伝えられるという安心感があります。

ピロリ菌に感染すると胃がんのリスクが5倍

ピロリ菌と胃がんの関係

ピロリ菌は、胃の壁を傷つける細菌として知られており、現在日本人の約半数以上、特に40歳以上の方に感染が高いと言われています。

ピロリ菌は、胃・十二指腸潰瘍や胃炎の原因といわれ、潰瘍患者の約80%以上の方がピロリ菌陽性という報告もあります。

さらに、ピロリ菌に感染した胃炎や胃潰瘍をそのまま放置しておくと、胃がんになる可能性が高くなるということもわかっているのです。なんと、胃がんになった人の99%はピロリ菌の感染に関係していました。定期的な内視鏡検査とともにピロリ菌の存在を確認することで、胃がんの早期発見はもとより、胃がんの予防も可能になるのです。

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